金沢仏壇について

歴史

金沢仏壇は昭和51年に、経済産業大臣から伝統的工芸品として指定を受けました。
金沢仏壇の背景には蓮如上人が北陸地方で浄土真宗を布教し、多くの人が浄土真宗に信仰されていたため、他の地域に比べ仏壇の需要が多かったと考えられます。
金沢で仏壇が作られるようになったのは加賀藩2代目藩主前田利常の頃に京都から名工達を呼び集め基礎を作っていきました。
江戸中期より仏壇造りの職人を他の藩から流入を禁止したため、室町文化からの伝統を守り続け、金沢仏壇ができました。
多くの職人が育っていき、木地師、宮殿師、塗師、蒔絵師、木地彫師、箔彫師、金具師の7職の分業制で行われるようになりました。                   


特徴

金仏壇の特徴である金箔は99パーセントは金沢で生産されており、上質な金箔が手に入ります。
そして、最大の特徴である、ホゾ組みというはめ込み式の木地作りをし、扉は軸開きになっており、代々引き継がれ何年たっても修復が可能なつくりになっています。 
また、蒔絵では加賀蒔絵の特徴である研ぎ出し蒔絵や高蒔絵などにより扉の裏や前の柱などあらゆる箇所にに用いられ、豪華で華やかなお仏壇になっています。
仏壇の上の箇所、前指し(欄間)と障子戸の上部、中部、下部の部分には彫刻の木地彫りが使われており、障子戸には黒檀や白檀、欄間の彫刻にはサンゴや象牙を入れることもあり他の産地にはないお仏壇です。